【カイロ、ワシントン共同】サウジアラビア当局は11日、首都リヤドの空港が10日に攻撃され、12人が死亡し、309人が負傷したと発表した。空港は業務を停止した。サウジと対立を深めるイエメンの親イラン武装組織フーシ派が連日リヤドの空港などを攻撃しており、今回もフーシ派による攻撃だった可能性がある。サウジ側がフーシ派への攻撃を強め、戦闘が激しくなる恐れがある。
トランプ米大統領は10日、サウジを支援するためのフーシ派への攻撃について「可能性はある。検討する」と述べた。米国はこれまで直接介入に慎重な姿勢を取っている。対イラン作戦が長期化する中、戦線拡大につながりかねず、慎重に情勢を見極めているとみられる。
12人の死者には、米国人やエジプト人も含まれるという。
AP通信によると、リヤドの空港を使う予定だった複数の便が目的地を変更した。米国や英国、ドイツ、オーストラリア、カナダなどは自国民に対し、リヤドの空港を利用しないよう警告した。
サウジはイエメン暫定政権と連携してフーシ派を攻撃している。
10日、サウジアラビアの首都リヤドで、空港に向かう地下鉄の駅付近に集まる人々(AP=共同)