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加藤登紀子さん、ウズベクで公演 悲しみのない世願い、平和歌う

更新日時:2026年10月11日(日) AM 11:39

 【タシケント共同】中央アジア・ウズベキスタンの首都タシケントにあるナボイ劇場で10日、歌手加藤登紀子さんのコンサートが開かれた。ナボイは第2次大戦後、ソ連に抑留された日本人が建設に携わった歴史ある劇場。加藤さんは「この地球上に悲しいことが起きてほしくない」と平和への希求を歌に込めた。

 旧ソ連のヒット曲「百万本のバラ」を日本語やロシア語で歌うと、大きな拍手が会場を包んだ。旧ソ連時代、カザフスタンにあったセミパラチンスク核実験場の被ばく者を題材にした製作中の映画「デゲレン 広島からセミパラチンスクへ」の主題歌になる新曲「慟哭の大地」も披露した。

 加藤さんのウズベク公演は2003年以来。ウズベクとの交流に力を入れる北海道東川町でのコンサートをきっかけに開催を決めた。

 加藤さんは公演後の取材に対し、劇場が丁寧に維持されているほか、日本語を学ぶウズベク人が増えているとして「日本と平和な関係を築き続ける度量の深さに触れた」と強調。ロシアとウクライナの戦争にも触れ「戦いは人を傷つけるだけ」と早期終戦を願った。

 10日、ウズベキスタン・タシケントで歌う加藤登紀子さん(共同)