文字サイズを変更する
小
中
大
 

群馬県のニュース

塩原太助の碑の拓本発見 中村石材店が保管 伊勢崎 

更新日時:2017年8月22日(火) AM 11:00
 日本の近代化に多大な功績を残した実業家、渋沢栄一が揮毫きごうした塩原太助翁記念公園(群馬県みなかみ町)の記念碑の完成を記録した拓本が、伊勢崎市宮前町の中村石材店(中村貞三郎代表)で見つかった。店の初代らが記念碑を手掛けたとみられることが明らかになった。

 拓本は縦4メートル、横1メートルほどの麻の布で、「塩原太助翁之碑」の文字が写っている。4代目の貞三郎さん(45)は、初代と2代目が太助の碑を手掛けたとの話を父親から聞いたことがあった。石材職人は手掛けた碑の拓本を記録として保管するのが一般的という。

 炭屋として成功し、公益事業に私財を投じた太助に対し、渋沢は強く共感、記念碑の揮毫を引き受けた。渋沢の書が塩原太助記念館(みなかみ町)で発見されたことを報じる7月10日付の上毛新聞を見た貞三郎さんは、自宅の倉庫を探し、百枚ほどの拓本の中から太助の記念碑のものを発見。同館に持参した。

 これまで、記念碑の裏側に「中村雲鳳うんぽう刻」の文字が確認されていた。雲鳳は同店で初代から引き継がれている雅号という。同館の永井介嗣すけつぐ館長は「大きな収穫だ」と感激した。貞三郎さんは「新聞がつないでくれた縁。大切に保管したい」と話していた。

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。

見つかった拓本を広げる中村さん