文字サイズを変更する
小
中
大
 

群馬県のニュース

《ぐるり聖地》ロケ地編 気分は名作の主人公 

更新日時:2017年3月8日(水) PM 07:00
 映画やドラマを見ていて、見慣れた景色が登場すると何だかうれしくなりませんか。話題になったあの映画の名場面も、実は身近な場所で撮影されたのかも。名作の舞台を求めて、県内の人気ロケ地を訪ねた。

◎高崎、前橋の商店街 巡礼ファンが記念撮影
 昭和の雰囲気が漂うアーケードが、映画のロケ地に引っ張りだこだ。3年前の大雪で屋根の一部が崩落した高崎市中央銀座商店街のアーケードは、むき出しのままだった鉄骨が印象的なロケ地として話題に。若者グループの抗争を描いた映画「HiGH&LOW(ハイアンドロー) THE MOVIE」(2016年公開)をはじめ、さまざまな映画やドラマに登場してきた。

 「ハイアンドロー」に登場する鉄骨は4月上旬までに撤去されるため、見納めにファンが訪れている。人気のルートは高崎電気館(柳川町)で撮影時の写真や小道具を展示したコーナーを見学した後、アーケードで登場人物になりきって撮影。別名で登場する「台湾料理 來來(ライライ)」(同所)で食事して名場面を追体験するという。

 新垣結衣さんと瑛太さんが主演する卓球映画「ミックス。」(今秋公開)など、今後も市内がロケ地となった話題作が続く。高崎フィルム・コミッションの山藤堅志さんは「市内にロケを呼び、街の今を映像に残したい」と誘致に力を入れる。

 隣の前橋市でも、レトロな商店街がロケ地として注目されている。横山秀夫さんの小説が原作の映画「64―ロクヨン―前後編」(16年公開)にも弁天通りや中央通りが登場し、撮影に使われた店舗にファンが訪れている。

 1月には、短編映画「耳かきランデブー」のロケが弁天通りで行われた。重厚な人間ドラマを描いた「64」とは違い、こちらは現代のラブコメディーだ。前橋フィルムコミッションは「昭和から現代まで商店街が持つ歴史の深みがあるから、幅広い作品の背景に受け入れられている」と人気の理由を明かした。

◎浅間牧場(長野原町北軽井沢)
 標高1300メートルの浅間山麓の、800ヘクタールの敷地に雄大な景色が広がる。ドラマ「掟上おきてがみ今日子の備忘録」(2015年)のエンディングやカタログ、ミュージックビデオに使われた。ほかの町内各所もドラマや映画の舞台になっている。

◎伊香保温泉石段街(渋川市伊香保町)
 昨年8月、ともに渋川高出身の飯塚健監督と俳優の渋川清彦さんがタッグを組んだ映画「榎田貿易堂」(2018年公開予定)が撮影された。このロケで地元の受け入れ態勢が整い、映画やドラマの撮影が相次いでいる。

◎パノラマライン(嬬恋村干俣)
 キャベツ畑を見渡しながら走る農道で、北ルートと南ルートがある。浅間山と広大な畑の共演が楽しめる眺めは、映画「ジャージの二人」(2008年)をはじめ、10本以上の自動車のテレビコマーシャルに使われるなど人気が高い。

◎旧入須川小(みなかみ町入須川)
 人気少年漫画を実写化した映画「暗殺教室」シリーズの撮影に使われた廃校。1957年に建てられた木造校舎が懐かしさを感じさせる。2016年4月から8月にかけて、映画のセットや小道具などが一般公開された。

◎桐生が岡遊園地(桐生市宮本町)
 桐生市街北の小高い丘にある。蒼井あおい優さん主演の映画「アズミ・ハルコは行方不明」(2016年公開)の撮影地となった。観覧車やメリーゴーラウンドなどの遊具は昭和の趣を残し、温かみがある。入園無料。

◎旧安中高校跡地(安中市安中)
 安中市役所南東、徒歩5分ほどの位置にある。2008年に閉校した。人気のミステリー小説を原作とする映画「氷菓」(17年公開予定)の撮影が行われるなど、学園もののロケを中心に利用が増えている。

◎乙母神社(上野村乙母)
 上野村は映画やテレビで人気のドラマシリーズ「TRICK」のロケ地となった。主人公らが村で活躍する様子を乙母神社や国指定重要文化財の旧黒沢家住宅(楢原)、まほーばの森(勝山)などで撮影している。

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。

高崎電気館で行われた映画「HiGH&LOW THE MOVIE」の撮影=2016年2月

 

弁天通りで行われた短編映画「耳かきランデブー」の撮影=1月(前橋観光コンベンション協会提供)

 

パノラマライン