無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 「尾瀬」単独化30日に
2007/8/11掲載

 環境省は十日、尾瀬国立公園の指定に関する官報告示を今月三十日に行うと発表した。同日付で同公園が誕生する。開発や過剰利用から環境を保護するための規制計画、適正利用を促進するための施設計画、公園区域とも先月二十五日の中央環境審議会に示した原案のまま最終決定となった。

 新公園は日光国立公園の尾瀬地域二万五千二百三ヘクタールと、その北東に広がる会津駒ケ岳や田代山・帝釈山の周辺地域一万一千九百九十七ヘクタールを合わせ、計三万七千二百ヘクタールを指定する。

 公園核心部の尾瀬ケ原は本州最大の高層湿原で景観的、学術的に価値が高く、その西の至仏山は氷河期の残存植物など希少な高山植物の宝庫。会津駒ケ岳山頂周辺の りょう稜線せんには多数の池塘を含む山地湿原やオオシラビソ林が発達し、尾瀬地域と似た自然環境が広がっている。

 今回の指定で日本の国立公園は二十九カ所、総面積は二百八万六千八百五十五ヘクタール(国土面積の5・52%)となる。