出荷箱に「祝『尾瀬国立公園』誕生」と印刷　片品村農協

「祝『尾瀬国立公園』誕生」の文字が入った出荷箱に、アジサイを詰める集配センター従業員ら＝片品村築地

　片品村農業協同組合（星野伝六組合長）は、野菜や花などの出荷箱に「祝『尾瀬国立公園』誕生」の文字を入れて発送している。星野組合長は「出荷箱を通し、多くの人の目に触れることで、尾瀬国立公園の名前が全国に普及する応援をしたい」と話している。
　「尾瀬」の文字を入れた出荷箱は、アジサイとダイコン、トマトの三種類で、「尾瀬国立公園」の文字が赤色、「祝」と「誕生」の文字が青色。箱を手にする人の目につきやすいよう、箱の上側に記している。主に京浜地域や関西に出荷されるという。
　片品村と同村農協は、念願だった尾瀬国立公園の誕生を地域振興につなげようと記念事業を展開。都心などで農産物と一緒に尾瀬の名前のＰＲを行っており、今回もそうした取り組みの一環。
　同組合は、名称入りの出荷箱の種類を増やしていく方針。