無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 国立公園誕生祝う 片品の演劇スクール 「オゾン・シアター」公演
2007/12/03掲載
尾瀬国立公園誕生を祝い、熱の入った演技で会場をわかせた尾瀬の郷オゾン・シアターの公演
 片品村が今年八月の尾瀬国立公園誕生の記念事業として取り組んだ演劇スクール「尾瀬の郷オゾン・シアター」の本年度公演「片品版クリスマスキャロル」が一日夜、同村鎌田の片品村文化センターで開かれた。イギリスの小説家、チャールズ・ディケンズの作品を「尾瀬国立公園誕生記念版」として脚色。村内外から詰め掛けた七百人が熱の入った演技に大きな拍手を送った。

 同スクールは村が長期滞在者促進事業の一環として昨年度から始めた。本年度は尾瀬の国立公園単独化をテーマに、多彩な役作りに対応するため、年齢制限も小学生以上に広げて団員を募集した。
 脚本は、昨年と同じ「クリスマスキャロル」に、尾瀬とのかかわりを持たせたのが特色。金もうけに執着する主人公スクルージが、尾瀬の水、花、山の精霊に導かれ、温かい人間らしさを取り戻していく物語。尾瀬の植生を全国に知らしめた植物学者、故武田久吉氏が登場したほか、ラストには片品村や片品山岳ガイド協会、山小屋関係者ら実在の尾瀬関係者二十人が舞台に登場。「夏の思い出」を合唱して、フィナーレを盛り上げた。