無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 尾瀬の自然後世へ 講演や3県の伝統芸能披露 国立公園誕生祝う 東京
2007/12/24掲載
都内で開かれた尾瀬国立公園誕生を祝う式典
 「尾瀬国立公園」の誕生を記念した式典が二十三日、東京・虎ノ門の日本消防会館で開かれた。本県と福島、新潟三県の自然保護、観光に携わる約六百六十人が講演や尾瀬周辺地域の伝統芸能を通して、尾瀬を後世へ伝え残していくことへの思いを一つにした。
 同公園は今年八月、全国二十九番目の国立公園として誕生。式典は、大沢正明知事、千明金造片品村長をはじめ、福島、新潟の両県知事、関係機関でつくる同公園記念事業実行委員会が主催した
 始めに実行委員長を務める大沢知事が「一人一人に地球環境のためにできることを考えてもらい、尾瀬の自然を守り続けることを発信したい」とあいさつ。東京大名誉教授の養老孟司さんとラムサールセンター事務局長の中村玲子さん、九州大大学院教授の赤木右さんはそれぞれ、自然環境やラムサール条約、尾瀬湿原について語った。
 同公園ロゴマークの作者として、東京都の小原朱子さんが表彰されたほか、芸能では尾瀬太鼓愛好会の十五人が掛け声と強弱の効いたばちさばきで会場を魅了。福島県桧枝岐村の歌舞伎と新潟県魚沼市の舞踊も披露され、来場者から大きな拍手を送られた。
 同実行委は来年三月にも都内で観光PRイベントを開催する。