無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 歴史やマナー解説 講師に片品の山岳ガイド 共愛学園中で学習会 「尾瀬学校」第1陣
2008/05/13掲載
動物の毛皮に興味深そうな生徒たち
動物の毛皮に興味深そうな生徒たち
 県が本年度からスタートさせる「尾瀬学校」の第一陣となる前橋市の共愛学園中学校(鈴木信行校長)で十二日、参加する二年生百四人を対象にした事前学習会が開かれた。講師は尾瀬の案内に取り組む片品山岳ガイド協会(松浦和男会長)のメンバー五人で、生徒たちは尾瀬の歴史や風景、入山マナーなどの説明、解説に聴き入った。 

 同校は、自然と親しみながら友人とのきずなを深めてもらおうと、総合学習の一環として一九九七年から「尾瀬キャンプ」を実施している。今回は二十八日から二泊三日の日程で、二日目に「尾瀬学校」として尾瀬ケ原を散策する。当日は生徒が八―九人ずつ十三班に分かれ、班ごとに山岳ガイドの引率で距離別に設定した三つのコースを歩く。
 事前学習会では、同ガイド協会の塩田政一事務局長がスライドを使い尾瀬の自然や歴史を紹介。ごみ持ち帰り運動や自然保護の取り組みなど国立公園誕生までの歴史、入山時のマナーについて説明した。また、尾瀬で見られる七種類の動物の毛皮も披露し、生徒たちは実際に手で触れて感触を確かめていた。
 尾瀬キャンプ実行委員長の前田七海さんは「尾瀬がたくさんの人に守られてきた歴史と自然の大切さが分かりやすかった。安全に注意して、いい思い出をつくりたい」と話し、キャンプを心待ちにしている様子だった。