無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 尾瀬山開き 国立公園誕生祝う オカリナ演奏や合唱
2008/05/22掲載
息の合った歌声を披露する片品北小児童

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残雪の至仏山を背に木道をゆくハイカー=尾瀬ケ原

残雪の至仏山を背に木道をゆくハイカー=尾瀬ケ原
澄み切った青空の下、純白のミズバショウが咲く=尾瀬ケ原・竜宮付近
澄み切った青空の下、純白のミズバショウが咲く=尾瀬ケ原・竜宮付近
  昨年8月に29番目の国立公園として指定された「尾瀬国立公園」が21日、山開きを迎え、本格シーズンが幕開けた。片品村戸倉の尾瀬第二駐車場で式典が行われ、地元住民や山小屋関係者、ハイカーら350人が入山者の安全を願った。入山口の鳩待峠では、澄み渡った青空のもと、ハイカーが次々と尾瀬ケ原に向かった。

  日光国立公園から分離・独立後初の山開きで、尾瀬国立公園誕生記念も兼ねて開かれた。昨年までの尾瀬山小屋組合に加え、地元の片品村と同村戸倉地区が共同で主催し、例年より内容を充実させた。
  式典で片品村の千明金造村長は「長く厳しい冬からようやくミズバショウの咲く春を迎えた。多くの人に尾瀬の自然に触れてほしい」とあいさつした。神事やテープカットの後、片品北小学校児童による合唱やオカリナ奏者、宗次郎さんの演奏などが行われ、会場は大きな拍手に包まれた。
  尾瀬ケ原では、ハイカーが、至仏山や燧ケ岳などの雄大な景観を背に、顔を出し始めたミズバショウや、リュウキンカ、ショウジョウバカマなどの花々を楽しんだ。