誕生記念しガイド本　沿道の花々写真で１７０点　ハイク９コース紹介　尾瀬国立公園　渋川の新井さん

花の写真をふんだんに使い９つのコースを紹介 しているガイド

　尾瀬を３０年以上撮り続けている渋川市赤城町の写真家、新井幸人さん（55）が、昨夏に尾瀬国立公園が誕生したことを記念し、「尾瀬国立公園ガイド」を出版した。ハイキングコース計９コースを、約１７０点の花の写真とともに紹介している。

　鳩待峠から尾瀬ケ原などのコースに加え、単独公園化で新たに編入された会津駒ケ岳と帝釈山、田代山のハイキングコースを掲載。コース脇で見られる花々の写真を、特徴や楽しめる時期とともに紹介している。巻末には、尾瀬の成り立ちや地名の由来、山小屋情報なども載せており、プロの目から見た尾瀬の楽しみ方を提案する一冊になっている。
　新井さんは「尾瀬の主役はさまざまな表情を見せる植物。ニッコウキスゲやミズバショウだけでなく、（本で紹介した）珍しい植物を歩きながら探してほしい」と話している。
　上毛新聞社発行。四六判、すべてカラーで二百二十ページ。千六百八十円。