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 9割が「新発見や感動」 来年度実施25校増に 尾瀬学校アンケート 参加の小中学生効果は予想以上
2008/12/22掲載

 尾瀬学校を来年度実施する意向の小中学校は百三十三校で、本年度実績より二十五校増えることが県の調査で分かった。また、尾瀬学校に参加した小中学生にアンケート調査を実施したところ、九割が「新しい発見や感動があった」と回答した。県はより多くの学校が参加できるよう、実施校からの要望を踏まえ、同行するガイドの研修や連絡用トランシーバーの確保などを検討している。

 県が十一月に行った調査で実施する意向を示したのは百三十三校、参加予定の児童生徒数は約一万四百人。市町村への事業の通知が遅れた本年度に比べ、二十五校、約二千三百人増える見通し。
 今年参加した八千百四十五人の小中学生へのアンケート調査で、新しい発見や感動が「あった」としたのは88%、自然保護や環境問題に「興味を持った」のは64%。63%が「また尾瀬に行きたい」と回答した。県尾瀬保全推進室は「小学生と中学生で感じ方が異なる部分があるが、教育的な効果は予想以上」としている。
 一方、実施した市町村教委や学校、教員からは「時間がかかりすぎる」「ガイドによって説明する内容が異なる」「トイレが足りない」などさまざまな意見や要望が出された。
 県はこれらを精査して対応策を協議。ガイドの説明に差が出ないようにするためにガイド向け研修会を実施したり、グループ間で連絡を取るトランシーバーの確保、尾瀬に向かうバスにガイドが同乗できるように補助制度を見直すことなどを検討している。