無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 鳩待口54%さらに集中 昨年の尾瀬入山
2009/01/22掲載

 環境省は二十一日、尾瀬国立公園の昨年(五―十一月)の入山者が三十八万千七百人で、このうち鳩待口(片品村戸倉)を利用した入山者の割合が過去十年間で最高の54・0%(二十万六千百人)だったと発表した。入山者数は横ばいだったが、入山口の一極集中が強まっていることが明らかになった。
 環境省は、本県や福島県などの入山口に赤外線センサーを設置して入山者数を計測。一昨年の単独公園化を機に、会津駒ケ岳(福島県)など拡張地域三カ所にもセンサーを新設した。今回からは、これまで計測していた尾瀬地域と合わせた九カ所のデータを集計。尾瀬地域は、前年並みの三十五万二千七百人(前年三十五万千四百人)だった。
 鳩待口に続いて入山者が多かったのは、沼山口(福島県桧枝岐村)で八万八千人(23・1%)。大清水口(片品村戸倉)が一万九千人(5・0%)で続いた。
 一日当たり入山者数は七月二十日(日曜日)が最多で一万千五百人、次いで六月七日(土曜日)が一万千人。ミズバショウやニッコウキスゲが見ごろになる時期の土・日曜に集中した。