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 豊かな森取り戻そう 3日間で2500本予定 300人がブナなど植林 尾瀬戸倉山林
2009/05/28掲載
丁寧にブナなどを植える参加者たち
丁寧にブナなどを植える参加者たち

 豊かな森を取り戻そうと、尾瀬国立公園の富士見下入山口近くの尾瀬戸倉山林(片品村戸倉)で二十七日、ブナなどの植林作業が始まった。

 植林は、カラマツの人工林になっている山林を森本来の姿に戻そうと、土地を所有する東京電力が一般ボランティアと協力して一九九七年から毎年実施している。
 二〇〇七年からは、ブナを中心にミズナラ、トチノキ、ヤマザクラ、ヤマモミジを植えており、これまでに、延べ約六ヘクタールに約三万本を植えている。
 この日は、県内外から応募した会社員や尾瀬高校生ら約百人が参加。くわやスコップを手に地ごしらえをした後、斜面に丁寧に植えた。
 東京都板橋区から参加した内藤真希絵さん(25)は「尾瀬の自然のために、何かできることはないかと思って参加した。将来、大きくなった木を見るのが楽しみ」と汗をぬぐった。
 作業は二十九日まで行われ、三日間で三百人が参加して、約〇・五ヘクタールに二千五百本を植え付ける。