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 1万300人が自然学ぶ 尾瀬学校が“閉校” 沼田利根東小が本年度最後の学習 児童ら紅葉楽しむ
2009/10/20掲載
ガイドの解説を受けながら、尾瀬の自然を学ぶ子供たち
ガイドの解説を受けながら、尾瀬の自然を学ぶ子供たち

 自然を通して身近な環境を考えるきっかけにしてもらおうと、県が県内小中学校を対象に実施する「尾瀬学校」の本年度最後の体験学習が19日行われ、沼田利根東小(大谷明校長)の5、6年生18人が澄みわたった青空の下で、雄大な尾瀬の自然と触れ合った。
 尾瀬学校はスタートした昨年度には108校8145人が参加。本年度は5月28日を皮切りに135校約1万300人が訪れた。
 同小は、片品村戸倉の鳩待峠から尾瀬ケ原の竜宮まで(約7・5キロ)を6人ずつ3班に分かれて散策。当初は8日の予定だったが、台風18号の影響で延期になったため、待ちかねた児童らは元気いっぱい尾瀬を楽しんだ。
 尾瀬ケ原は今、草紅葉が真っ盛り。子供たちは、尾瀬ケ原を挟むようにそびえる至仏山(2228メートル)や燧ケ岳(2356メートル)を眺めながら「映画のスクリーンみたい」とため息をつき、遠くで聞こえるシカの鳴き声を耳を澄ませるなどして、日常では味わえない体験に歓声を上げていた。