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 富岡・自然史博物館 尾瀬の自然大迫力で 映像設備をリニューアル 恐竜のCG、HVも
2010/03/30掲載
リニューアルした「ボーンベッド」の液晶モニター
リニューアルした「ボーンベッド」の液晶モニター

 富岡市の県立自然史博物館(長谷川善和館長)の常設展示室の「ボーンベッド」と「尾瀬シアター」の映像設備が30日からリニューアルされる。ともにモニターを現在のものよりも大型化し、流す映像はコンピューターグラフィック(CG)やハイビジョン(HV)映像を取り入れた最新版に差し替える。同館は「動き回るトリケラトプスや、雄大な尾瀬の自然を見に来てほしい」と話している。

 ボーンベッドはガラス張りの床の下に、米サウスダコタ州にあるトリケラトプスの化石発掘現場を再現したコーナー。これまではこの一角に29インチのモニターを設置し、静止画中心の解説映像を流していた。
 新たに設置されるのは46インチの液晶モニター。映像は3分間で、CGで復元されたトリケラトプスが画面上で動き回る。東京大総合研究博物館の藤原慎一特任研究員の監修のもと、最新の研究成果を取り入れた内容に仕上がっている。
 尾瀬シアターは「群馬の自然と環境」のコーナーにある小規模な劇場。これまでは複数の画面を組み合わせて映像を流していた。今回の改修で180インチの大型スクリーンが配備され、より迫力のある映像が楽しめるようになる。
 約9分半の映像には、ミズバショウの精「ミズビー」やニッコウキスゲの「ニッキー」が登場し、尾瀬の自然を余すことなく紹介する。目玉はヘリコプターの中からHVカメラで撮影した空撮映像。以前よりも実物に近い尾瀬を“観察”できるという。上映は原則20分ごとに行われる。
 リニューアルは設備の老朽化に伴い実施。同館は「改修は13年ぶり。子供はもちろん、大人でも満足できる内容になった」としている。