尾瀬国立公園を訪れて環境問題を学ぶ「尾瀬学校」を実施する県内の小中学校は本年度、１４２校で児童生徒１万１１２１人に上ることが24日、県のまとめで分かった。学校数、参加者数ともに過去最多になる。
　県が県内５２６の小中学校に意向を確認したところ、昨年度実績より９校、１００８人増える見通しになった。参加希望校がゼロだったのは長野原、嬬恋、草津、明和、千代田、邑楽の６町村。尾瀬学校が始まった２００８年度は１０８校、８１４５人だった。
　県は１万４５００人の参加を想定。バス代やガイド料金など市町村への補助金として約９６００万円を本年度当初予算で確保した。