“小至仏山の山頂で尾瀬の地形や周囲の山々について説明を受ける参加者

　片品村は28日、「尾瀬の日」（８月30日）を記念し、ベテランガイドと尾瀬を散策する「尾瀬の小さな秋さがし」を開いた。県内外から１０８人が参加し、鳩待峠から尾瀬ケ原、アヤメ平、至仏山（標高２２２８メートル）への３コースに分かれて初秋の尾瀬を楽しんだ。
　尾瀬国立公園は２００７年８月30日に誕生。村はこの日を「尾瀬の日」に制定し、記念のハイキングを実施している。
　至仏山コースには54人が参加。６班に分かれ、地元の片品山岳ガイド協会の案内で鳩待峠から山頂までの４・５キロのコースを約３時間かけて散策した。
　初めて尾瀬を訪れ、至仏山を登頂した鈴木詩生（しお）さん（10）＝沼田市久屋原町＝は「疲れたけれど楽しかった。今度は尾瀬ケ原に行きたい」と話していた。