無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 尾瀬に初秋の気配 朝もや 幻想の湿原
2010/09/04掲載
“朝もやが立ち込め、幻想的な雰囲気の尾瀬ケ原
“朝もやが立ち込め、幻想的な雰囲気の尾瀬ケ原

 「尾瀬サミット2010」が開かれた3日、尾瀬ケ原周辺では初秋の気配を感じさせるミヤマアキノキリンソウやエゾリンドウなどが咲き、訪れたハイカーを楽しませている。
 午前5時。日の出とともに、周囲が明るくなると朝もやが立ち込める幻想的な雰囲気の湿原が姿を現した。植物は少しずつ色づき始めている。気温は13度。半袖では肌寒いが、今年は少し気温が高め。例年、9月の最低気温は10度を下回る。
 山ノ鼻の尾瀬ロッジで開幕したサミットで、大沢正明知事は「国立公園のトップランナーとして美しい風景や貴重な生態系をより良い形で子供たちへ伝えていきたい」とあいさつした。尾瀬保護財団、山小屋組合、尾瀬にかかわる4観光協会、環境省がそれぞれの活動について報告した後、「尾瀬の活用」について議論した。
 同財団によると、9月下旬には湿原一面が黄金色へと変わり、草紅葉(くさもみじ)が見ごろを迎える。10月中旬には雪が降り始め、長く厳しい冬が始まる。