無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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2011/05/13掲載
冬囲いを外す尾瀬保護財団のスタッフ
冬囲いを外す尾瀬保護財団のスタッフ

 「小尾瀬」と呼ばれる前橋市富士見町赤城山の覚満淵でかつて生い茂っていたニッコウキスゲの植生復元のため、赤城山自然保護活動推進協議会(小暮市郎代表)は、周辺のミヤコザサの刈り取り作業を行った=写真。 同協議会は、県内の自然保護や観光振興に取り組む団体が集まり3月に発足。覚満淵で近年、ニッコウキスゲやレンゲツツジなどの貴重な植物が減少し、シカの食害や、群生したササが他の植物への日光を遮り、成長を阻むことが要因となっているため、今回初めてササ刈りを実施した。
 会員や一般市民ら95人が電動草刈り機や鎌を使ってササを伐採。大きく茂ったササに悪戦苦闘しながら、ニッコウキスゲの復活を祈って汗を流した。
 今後も引き続き、年2回ササ刈りを行う方針。小暮代表は「観光客誘致のために植物の復活を望むが、自然との付き合いはせっかちになってはいけない」と話し、数年間かけて植生の様子を見守る。