尾瀬ケ原の散策を楽しむ大勢のハイカー

　尾瀬国立公園の山開きが23日、福島県檜枝岐村の御池登山口で行われた。記念式典には山小屋関係者や入山者ら約１５０人が出席し、本格的なシーズンの到来を祝った。
　晴天に恵まれたこの日、片品村の鳩待峠口からも大勢のハイカーが入山。残雪の至仏山が雪解け水に映った「逆さ至仏」や顔を出し始めたミズバショウを目当てに、尾瀬ケ原の散策を楽しんだ＝写真。
　昨シーズンの入山者数は32万４９００人。東日本大震災や福島第１原発事故の影響で初めて30万人割れとなった２０１１年から４万３６００人増え、震災前の水準を回復した。