山開きを控え気持ちを高める参加者

　尾瀬国立公園の山開き（21日）を前に、魅力を伝える「尾瀬をいとしむ会」は11日、県庁で「尾瀬山開きｉｎぐんま」を開いた＝写真。シーズン到来を待ちわびる愛好家らが、サックス演奏や歌などを通じて気持ちを盛り上げた。
　サックス奏者の森村恭一郎さんが演奏。郷愁を誘う音色を響かせたほか、尾瀬にまつわる体験談なども披露し、来場者を楽しませた。
　また、同会メンバーがアコーディオンの伴奏で、「夏の思い出」をはじめ、「山小屋の灯」や「二人の山男」などを歌った。
　尾瀬に出掛けるための注意点や装備品などを紹介するコーナーもあり、関係者が山開きに備えて話し合った。
　同会は、東日本大震災の影響で　減った尾瀬の入山者を　増やそうと発足。会長の英保寛さんは「これほど自然に　恵まれた場所は他にない。尾瀬の素晴らしさを県民にもっと知ってほしい」と話していた。