無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 尾瀬山開き 残雪の間に花々
2015/05/22掲載
燧ケ岳を背に尾瀬ケ原を歩くハイカー
燧ケ岳を背に尾瀬ケ原を歩くハイカー
 湿原に遅い春がやってきた―。尾瀬の山開きが行われた21日、待ちわびたハイカーが大勢訪れ、眼前に広がる壮大な自然や木道沿いに咲き始めたミズバショウ、リュウキンカといった花々を楽しんだ。
 鳩待峠口と尾瀬ケ原の山の鼻を結ぶルートには雪が残り、熟練のハイカーも汗をぬぐい苦戦のもよう。それでも雪解け水に顔を出したミズバショウを見つけると笑顔で写真に収めていた。
 尾瀬ケ原に出ると、風景は一変。どこまでも伸びる木道、遠くに望む雪化粧の至仏山や燧ケ岳が雲間から差した日に照らされて浮かび上がり、ハイカーを魅了していた。
 鳩待峠から龍宮小屋まで散策した斉藤俊一さん(65)、正子さん(62)夫妻=渋川市=は「ミズバショウがきれい。尾瀬は静かで気持ちがいい」と目を細めた。
 環境省関東地方環境事務所によると、昨シーズンの入山者数は31万5400人。