無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 乗り合いタクシー営業開始 尾瀬ぐっと近く 大清水― 一ノ瀬間
2015/06/21掲載
大清水― 一ノ瀬間で営業運行が始まった乗り合いタクシー
大清水― 一ノ瀬間で営業運行が始まった乗り合いタクシー
 尾瀬国立公園の入山者分散を目指して、民間業者による乗り合いタクシーの営業運行が20日、片品村戸倉の大清水―一ノ瀬間(約3キロ)で始まった。徒歩で1時間以上かかった道のりを15分ほどで結ぶ。初日は夜明け間もない午前5時の大清水発を皮切りに23往復し、204人が利用した。
 大清水休憩所内にあるチケット売り場では、乗り合いタクシーを心待ちにしたハイカーがチケットを買い求めた。毎年尾瀬を訪れているという青木実さん(55)=宇都宮市=は「尾瀬沼に行くまでの時間が短縮できて今までよりも行動範囲が広がる。違った風景を見られることが楽しみ」と声を弾ませた。
 乗り合いタクシーは関越交通、尾瀬観光タクシー、老神観光バス、片品観光タクシーの4社が共同で運行。鳩待口へのハイカーの集中を解消しようと、県が中心となり、試験運行を重ねてきた。13人、9人、4人乗りタイプがあり、クリーンディーゼル車やハイブリッド車などの低公害車両を使う。料金は片道700円(小学生以下350円)。歩行者を優先して速度20キロほどで走る。片品観光タクシーは「出足はいま一歩だが、ニッコウキスゲが咲く夏にどれくらい増えるか期待している」と説明した。