伊香保の温泉＋片品の雪、自然　２観光協会が友好協定　外国人誘客へタッグ

協定に調印した（右から）大森会長、千明村長と、渋川市の阿久津貞司市長

　渋川伊香保温泉観光協会（大森隆博会長）と片品村観光協会（会長・千明金造村長）は25日、連携して外国人誘客に取り組むための友好協定を結んだ。温泉地として知名度のある伊香保と、尾瀬をはじめとする豊かな自然やスキーが楽しめる片品、相互の特長を生かした観光ルートづくりを目指す。
　渋川市の伊香保温泉ビジターセンターで行われた調印式で大森会長は「（周辺の）日光、富岡を含め群馬の観光を変えていくような流れを作りたい」と決意表明。千明村長も「海外誘客なくして観光は成り立たなくなっている。一体となって取り組んでいきたい」と連携を確認した。
　伊香保温泉には　台湾からの観光客が多く、冬は「雪が見たい」という要望も　多いという。伊香保で伝統的な温泉地の　情緒を楽しむとともに、片品でも宿泊して　自然や雪を満喫してもらう構想だ。
　世界遺産の見学を含めたルート開発も進め、教育旅行、スポーツ交流など幅広く提案していく。それぞれの観光パンフレットに相手地域の紹介コーナーを設け、宣伝の相乗効果も図る。