無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 3県54人 自然保護学ぶ 尾瀬子どもサミット開幕
2015/07/29掲載
尾瀬沼ヒュッテで開会式に臨む子どもたち
尾瀬沼ヒュッテで開会式に臨む子どもたち
 尾瀬国立公園のある群馬と福島、新潟の3県の子どもたちが集い、尾瀬の自然を通じて環境保全に理解を深める「尾瀬子どもサミット」が28日、福島県檜枝岐村の尾瀬沼ヒュッテを拠点に開幕した。小学5年から中学3年の54人が、3泊4日の日程で尾瀬の生態系や自然保護について学ぶ。
 本県の参加者20人は片品村の大清水口から入山した。尾瀬国立公園の入山者分散を目的に、6月から本格的に営業運行を開始した低公害車の乗り合いタクシーで約3キロ先の一ノ瀬休憩所まで移動。その後ヒュッテまでの約4キロを景色を楽しみながら約3時間かけて歩いた。
 ヒュッテでの3県合同の開会式で、サミット本部長の新潟県教育庁生涯学習推進課課長補佐、千野昌広さん(49)は「友達に積極的に話し掛け、人の意見を聞いてより良い成果を出しましょう」と呼び掛けた。子どもたちは各県混合の6班に分かれ、自己紹介をしたり、班での役割を決めた。夜は尾瀬でのマナーや集団行動の注意点について学んだ。
 初めて尾瀬に来た高山小5年の飯塚柊哉(しゅうや)君(10)は「尾瀬の動植物の生態系をよく知りたい」と目標を掲げた。高崎城東小6年の鈴木諒子さん(11)は「他県の友達とも意見交換したい。尾瀬のボランティアがどんな取り組みをしているか知りたい」と意気込んだ。
 2日目の29日は尾瀬沼周辺で班別のフィールド活動を行う。