無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 尾瀬片品の魅力体験 台湾人対象にモニターツアー 湿原散策、リンゴ狩り…
2015/10/12掲載
リンゴ狩りを楽しむモニターツアー参加者
リンゴ狩りを楽しむモニターツアー参加者
 増加する訪日外国人旅行客への対応を探ろうと、片品村などは10、11の両日、台湾人を対象としたモニターツアーを尾瀬国立公園などで開いた。台湾在住や留学、仕事で日本に住む台湾人47人が参加し、自然の中を散策したりフルーツ狩りを通して村の魅力を体験した。

 10日は鳩待峠口(同村戸倉)から入山して尾瀬ケ原を約5時間かけて散策した。外国人入山者に対して尾瀬のマナーを伝える方法を学ぶために、片品山岳ガイド協会の会員が同行し、現地を案内した。夜は旅館で地元食材を使った食事を味わった。
 11日は日光白根山ロープウエー(同村東小川)に乗って紅葉を見た後、片品フルーツ農園(同村菅沼)でリンゴ狩り。熟すと皮の色が黒っぽくなる「秋映(あきばえ)」を枝から摘み取ると、丸かじりしたりビニール袋に入れて土産にした。吹割の滝(沼田市利根町)も観光した。
 都内の広告制作会社に勤める游智?(ゆうちふぇん)さん(34)は「台湾はリンゴのほとんどが輸入で、特に日本産はおいしくて有名。尾瀬はきれいで素晴らしいが、中国語の案内表記があるともっと訪れやすい」と話した。
 同ツアーは村と村観光協会、同山岳ガイド協会が主催。ツアーを踏まえて外国人旅行客の受け入れ態勢の改善を図り、誘客を進めるのが狙い。来年2月には雪遊びをテーマにしたツアーを計画している。