無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 山岳遭難が大幅減 死者は2人増 尾瀬で残雪少なく 16年77件
2017/02/06掲載
 2016年に県内で発生した山岳遭難は前年比43件減の77件、遭難者は55人減の87人で、ともに前年を大幅に下回ったことが5日、県警のまとめで分かった。残雪が少なかった尾瀬地域での減少が顕著だった。死者は13人で過去10年で3番目に多かった。
 地域別では谷川連峰が1件減の18件と最も多く、遭難者は1人減の19人だった。尾瀬が33件減の15件、34人減の15人で、妙義山系が1件減の8件、4人減の8人。一方、15年に発生がなかった東吾妻町の岩櫃山で2件発生し、60代男性が死亡した。大河ドラマ「真田丸」で注目され登山者が急増したという。
 入山目的別に見ると、登山が63件で全体の8割を占めた。スキーとロッククライミングが各3件、沢登りと写真撮影が各2件。
 負傷者は28人減の55人で、死者は2人増の13人だった。行方不明者は、昨年9月に荒船山(下仁田町)で遭難したとみられる小学2年の男児の1人。
 遭難者の年代別は、60代が最多の24人で、50代16人、30代13人、70代11人の順。入山前に登山届が提出されていたのは17件と2割強にとどまった。
 地域課は、登山の際の注意点として、@家族や知人に登山コースや下山予定日時を知らせておくA登山計画書、登山届の提出B計画に合った服装、食料の準備―などを挙げ、「冬山は気象情報の確認や、雪崩など危険箇所の事前把握を徹底してほしい」と呼び掛けている。