無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 尾瀬山小屋 携帯OK 4県合意 通信環境を整備
2017/03/09掲載
山小屋での通信環境の整備方針に合意した協議会
山小屋での通信環境の整備方針に合意した協議会
 群馬、福島、栃木、新潟の4県の関係者が集まる尾瀬国立公園協議会が8日、さいたま市内で開かれ、公園内にある施設の通信環境を整備する方針で合意した。今後、必要な手続きや工事が済めば、山小屋などで携帯電話やインターネットが使えるようになる。屋外については白紙という。

 環境省関東地方環境事務所が、通信環境の整備により、利用者の安全性や利便性の向上、関係者間の情報共有の迅速化が図れると説明。光ケーブルは既存の電線に沿って敷設されるため景観の支障となる新たな工作物の設置はないとし、「自然公園法の許可基準に適合する」とした。委員から異論は出なかった。
 携帯電話大手のKDDI(東京)が昨年9月ごろに環境省に打診した計画によると、特に保全が必要な「特別保護地区」内の山ノ鼻(片品村)と尾瀬沼周辺(福島県檜枝岐村)のビジターセンター2カ所と山小屋6カ所に光ケーブルを敷設する。離れた施設も衛星アンテナを活用して屋内通話を可能にすることを検討している。
 尾瀬国立公園はミズバショウの群生地として知られ、本州最大の高層湿原、尾瀬ケ原がある。現在、公園の入り口周辺では携帯が使えるが、多くの場所で使用できない。