無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 尾瀬の動植物 現状把握、保全 第4次総合学術調査を開始
2017/06/06掲載
開始式であいさつする坂本団長(右)
開始式であいさつする坂本団長(右)
 本県と福島、栃木、新潟の4県にまたがる尾瀬国立公園の第4次尾瀬総合学術調査が5日、始まった。研究者らによる調査団が、生息する動植物のリストを作成して生態系の現状を把握、保全に役立てる。期間は2020年3月末ごろまでの予定。
 尾瀬国立公園はミズバショウの群生地として知られ、本州最大の高層湿原、尾瀬ケ原がある。近年はニホンジカの侵入や気候変動による影響が懸念されている。
 調査団は65年ぶりに動植物の現状を把握する基礎研究部会と、気候変動が生態系に与える影響を約20年ぶりに調査する重点研究部会に分かれ、いずれもドローンを使用する。研究結果は画像や動画を交えてインターネット上に公開する予定。
 片品村の入山口「鳩待峠」で、調査団長の坂本充・名古屋大名誉教授(86)は「シカや温暖化の影響は国民が関心を持っている。調査結果を早くまとめ、社会に発信したい」とあいさつ。ドローンについて、「日本の湿原調査で初めて導入される。湿原を荒らさずに広範囲の調査が可能で、今後の試金石になる」と期待した。