尾瀬の携帯利用　実態調査を計画　ＫＤＤＩ

　尾瀬国立公園の特別保護地区にある山小屋などで携帯電話サービスの提供を予定する通信大手、ＫＤＤＩ（東京）が利用実態調査の実施を計画していることが29日、分かった。調査員を月１回のペースで尾瀬ケ原に派遣し、入山者らに利用目的や意見を聴く。
　通話やインターネット接続が可能となるサービスの提供が入山者や山小屋関係者に与える影響を調べ、トラブル対応や改善策を練る。２０１９年まで行う方針だ。
　通信環境の整備は、３月の尾瀬国立公園協議会での合意を受け、準備が進められている。光ケーブルを敷設できない施設は衛星アンテナを設置する。早ければ一部の山小屋で年度内にもサービス提供が始まる見通し。