無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 《TOKYO往来》笹川政務官が尾瀬訪問 サミット成果施策に
2017/09/03掲載
 8月に環境政務官に就任した笹川博義衆院議員が30、31の両日、公務で初来県し、片品村で開かれた尾瀬サミットに参加した。尾瀬国立公園が誕生して10年の節目を祝う記念式典に出席したほか、群馬、福島、新潟の3県知事や尾瀬保護財団理事らと尾瀬の保護や活用について意見交換した。
 サミットを終えて笹川氏は「さまざまな立場の人から尾瀬に対する熱い思いを聞けた。環境省への意見もあり、対応していきたい」と議論を環境行政に生かす考えを明らかにした。
 尾瀬は近年、シカによる食害が深刻化、携帯電話の利用が拡大したり、外国人客が増加したりするなど大きく変化している。これに対応するため尾瀬保護財団は、保護と適正利用、管理運営の基本方針などを定めた「尾瀬ビジョン」の改定に向けた準備作業を始めた。
 尾瀬はごみの持ち帰り運動が始まるなど「自然保護の原点」と呼ばれる。笹川氏は環境保護の手本となるよう支援を続けるとした上で、「尾瀬の多面的な魅力を多くの人に知ってもらいたい」と活用促進も図りたいとした。
 環境省の所管は公害防止やリサイクル、野生鳥獣による被害対策など多岐にわたる。笹川氏には地域から意見を吸い上げ、地方目線の施策の推進を期待したい。
(宮村恵介)