◎緑の海 「よく残した。これから守っていくのが大変だ」と、田島会長は赤岩地区の家を見つめた。関口政雄さん(73)は「まだまだ先は見えないが、時間をかけても残していければいい」と島村の養蚕農家を思う。 かつて蚕種が盛んだった島村には緑の海のように広がる桑畑の中に、やぐらのある養蚕農家が立ち並んだ。桑畑が野菜畑に姿を変え、今、建物が一つ一つなくなっていく。島村の原風景が消えていく寂しさが、会員の心を揺さぶる。 連載は伊勢崎支局・田中茂が担当します。