◎人を呼ぶ
「観光ガイドは、島村に人を呼び込む大きな要素になる」と、伊勢崎市教委文化財保護課は蚕種の会の計画を高く評価する。
伊勢崎市の重要文化財、旧森村家住宅(連取町)は毎月第一、第三日曜の一般公開の日に、市の委託を受けた旧森村家住宅協力会の会員約四十人が交代で、訪れる人たちへの案内とパンフレット配布を行っている。建物を会場に「絣(かすり)の魅力展」などを企画したこともあって昨年度は約二千三百人が訪れた。
市教委文化財保護課の板橋春夫主幹は「人がいることで、そこにコミュニケーションが生まれる。その人の思い出話だけでも訪れた人をもてなす。人が人を呼ぶ」と迎える態勢に人を組み込むことの重要性を説く。
蚕種の会が養成した観光ガイドが、やぐらの残る養蚕農家群や健一さん宅に残る「養蚕新論」の版木、そして、島村の渡船(とせん)をゆったりと案内する。「会員たちの島村」が、人から人へと広がっていく日も近い。
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