上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン

シルクカントリー群馬
Silkcountry Gunma21
シルクカントリー群馬イメージ
来場者に桐生のシルクを紹介する吉田さん(右)
来場者に桐生のシルクを紹介する吉田さん(右)

シルクで桐生PR 活性化プラン作成へ 東大大学院の吉田さん
掲載日2011/02/10

 全国商店街支援センターの商店街活性化人材育成事業で、桐生の新たな活性化プラン作成に取り組んでいる東京大大学院生の吉田拓実さん(27)=東京都=は、東京ビッグサイトで開かれた国際展示会「インターナショナル・ファッション・フェア」で桐生のシルク製品をアピールした。
 事業は昨年秋から全国6カ所で実施され、吉田さんは桐生で地域資源を生かしたまちづくりやものづくりのプラン作成を進めながら、活性化へのノウハウを習得している。
 これまでに桐生の織物や繊維関係者と情報交換したり、地域の物産や町並みを見学。展示会への参加は、活動の中間発表とともに、アピール方法を学ぶ狙いがある。
 展示会では、これまで集めた情報をもとに、桐生のシルクを中心に紹介することにし、県産の絹糸を使ったショールや、絹糸を刺しゅうして作ったコサージュを展示。大正時代の生地の見本帳や、地域の様子を紹介するパネルも使い、来場者に桐生の魅力を伝えた。
 吉田さんは「桐生の織物は知られているが、深いイメージを持つ人はあまりいなかった」と話しており、今後は活性化プランを取りまとめ、桐生をアピールしていくことにしている。

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