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絹産業遺産 連携強化へ 県がネットワーク 周遊ルートやガイド養成 新年度
掲載日2011/02/12

 本県全域に広がる絹産業遺産を再評価し連携を強化しようと、県は新年度、「ぐんま絹遺産ネットワーク」の構築を始める。関連する資産を独自に認定し、周遊ルートの設定やガイドの養成を目指す。県は事業費約2200万円を新年度一般会計当初予算案に計上した。
 ネットワークは、世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」の対象外となった4資産やほかの遺産の保存活用を支援する目的で、大沢正明知事が昨年の県議会9月定例会で立ち上げの方針を示していた。
 初年度は世界遺産候補を含む国、県、市町村の指定文化財計30カ所を認定する。地域別のマップを製作したり、旧官営富岡製糸場など主要施設で活動するボランティアガイドがほかの遺産についても解説できるよう学ぶ機会を設ける予定。
 将来的には製糸・織物工場や養蚕家屋、資料館などに拡大する可能性もある。県世界遺産推進課は「群馬にはこんなにたくさんの絹遺産があると知ってもらうことで、世界遺産登録運動にもつながるのではないか」としている。

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