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中之条・吾妻の絹産業遺産の価値と活用考える 20日にシンポ清水さんが基調講演
掲載日・2007/03/01
 県吾妻県民局は三月二十日、中之条町のツインプラザ・吾妻郡学習センターで「世界遺産暫定リスト登載記念シンポジウム」を開く。世界遺産候補に選ばれた同郡内の絹にかかわる遺産について、産業遺産の研究者や歴史、観光の専門家らがそれぞれの立場から意見を述べる。入場無料。
 県内の絹にかかわる遺産十カ所で構成する「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、世界遺産の候補地「暫定リスト」に記載されることが決定。この遺産群に六合村の赤岩地区養蚕農家群と、中之条町の冨沢家住宅、栃窪風穴も加わっている。吾妻地方に住む人々に、身近な遺産の存在や世界に誇る価値を広く知ってもらうため、シンポジウムを開催することになった。
 基調講演は国立科学博物館産業技術史資料情報センターの清水慶一主幹が「日本産業革命の原点・上州の絹産業」と題して語る。シンポジウムは「吾妻地域の絹産業遺産群の価値と活用」をテーマに清水主幹と赤岩重要伝統的建造物群保存活性化委員会の篠原辰夫会長、中之条町歴史民俗資料館の唐沢定市館長、吾妻観光連盟の宮崎範一会長がパネリストを務め、県世界遺産推進室の松浦利隆室長がコーディネーターを務める。
 開演は午後一時半。定員は百九十人。事前の申し込みで定員になり次第締め切る。問い合わせと申し込みは県中之条行政事務所政策室(電話0279・75・3301、ファクス0279・75・3551、Eメール nakagyou@pref.gunma.jp)へ。

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