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製糸場見学を有料化を議会に再提案 月曜定休は廃止 富岡市
掲載日・2007/03/05
 富岡市は旧官営富岡製糸場の施設見学を有料化する方針を固め、五日開会の市議会三月定例会に条例改正を提案する。否決された昨年の九月定例会に続く再度の提案。可決されれば四月から実施する。併せて原則月曜の休場日を廃止。年末年始など特別な期間を除き、無休で開場する方針。
 改正案によると、見学料は大人五百円、高校・大学生二百五十円、小中学生百五十円(団体は四百円、二百円、百円)。就学前と市内の小中学生は無料。見学者に応分の負担を求め、収入は維持管理費用などに振り向ける。
 昨年提案した際には、総務常任委員会で可決されたものの、受け入れ態勢が不十分で時期尚早として、本会議で否決された。
 その後、見学コースを拡充、解説員による外観解説を平日にも広げ、東繭倉庫内に展示・休憩コーナーや売店を新設した。また「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録の国内候補地「暫定リスト」入りが一月に決まり、環境が整ったと判断、金額を一部手直しして再提出に踏み切った。
 通年開場は、暫定リスト入りによる関心の高まりに対応する措置。今後、月曜開場に向けた態勢づくりを急ぐ。
 二月には前年同月のほぼ十倍にあたる二万三千百九十四人が同製糸場を訪れた。

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