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壁画が飾られた東繭倉庫内で岩井市長に寄付金を手渡す生徒たち
壁画が飾られた東繭倉庫内で岩井市長に寄付金を手渡す生徒たち

製糸場の壁画市に 富岡高生が寄贈 文化祭で作製の2枚 「世界遺産登録応援したい」
掲載日・2007/07/13
 富岡市の富岡高校(羽鳥進一校長)の生徒十人が十一日、旧官営富岡製糸場を訪れ、先月の文化祭で飾った製糸場の巨大モザイク壁画二枚と収益金約七万七千円を同市に寄付、岩井賢太郎市長に手渡した。
 壁画は全校生徒六百五十人が文化祭の目玉企画として作製、来場者の注目を集めた。廃棄する予定だったが、作品を見た岩井市長が「処分するなら、ぜひ製糸場に飾らせてほしい」と申し入れ、寄贈が実現した。
 壁画は、製糸場の写真からデザインした「Fly Away」と「錦絵」の二枚で、ともに横十メートル、縦五メートル以上の大作。この日は高橋祥也文化祭実行委員長らが岩井市長に面会し、壁画と文化祭の収益金を寄付した。
 岩井市長は「できる限り長く、大事に使わせてもらう」と感謝。高橋委員長は「とても光栄なこと。壁画を見た来場者には、世界遺産登録を応援する生徒全員の熱意を感じてほしい」と語った。
 壁画は東繭倉庫で展示するほか、イベント時に飾る予定。寄付金は福祉の充実に役立てる。

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