上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン

シルクカントリー群馬
Silkcountry Gunma21
シルクカントリー群馬イメージ
幕末の境島村地区について語る関口さん
幕末の境島村地区について語る関口さん

「島村養蚕」の意義語る 作家の関口さん 幕末、明治の郷土解説 伊勢崎
掲載日・2007/09/02
 日本三大蚕種産地の一つ伊勢崎市境島村地区をテーマに、同市の文化研究グループ「土曜の会」(田村孝会長)が一日、伊勢崎図書館で講演会を開いた。同地区出身の作家、関口芙沙恵さんが「横浜開港と郷土の人々」と題して、古里の歴史を語った。
 関口さんは一九四四年生まれ。九〇年に「蜂の殺意」でサントリーミステリー大賞読者賞を受賞、ほかにも著書が多数ある。
 関口さんは、幕末の同地区を舞台に書いた自らの小説「修羅の川」を題材に、横浜開港で蚕種の輸出が開始された後の好景気、粗悪品の増加など当時の歴史的背景を紹介。「幕末から明治時代にかけ、人々の生活の糧となったのは養蚕だった」と語り、同地区における養蚕業の意義の大きさを強調した。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------