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旧碓氷社も候補入り 経産省の産業遺産群 県内は30件の見込み
掲載日・2007/10/26
 経済産業省の産業遺産活用委員会は二十五日、同省が初めて認定する「産業遺産群」の最終案をまとめた。本県からは「製糸」の遺産群に新たに旧碓氷社本社事務所(安中)などが加わることが判明。候補の県内建造物は「製糸」二十一件、「織物」九件となる見通しとなった。
 候補入りが新たに判明した県内の建造物は、製糸遺産群の同事務所と高山社発祥の地(藤岡)の二件と、織物遺産群はいずれも桐生市内の無鄰館、織物参考館“紫(ゆかり)”、合資会社後藤、桐生森芳工場、旧東洋紡織工場の五件。
 製糸遺産群の一件としてすでに名前が挙がっていた碓氷峠鉄道施設(安中)は、橋や隧道(ずいどう)、変電所など十六件が個別にリストアップされた。
 同委員会は「製糸」「織物」など三十三のテーマについて、全国から遺産群を選考。今後、関係企業や自治体と調整を経た上で、十一月三十日に横浜市で開くシンポジウムで各遺産群を正式に発表し、認定する。

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