上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン

シルクカントリー群馬
Silkcountry Gunma21
シルクカントリー群馬イメージ
毎週土曜日に桐生のまちを散策する女性たち。企画を支えるスタッフが4日、和服のファッションショーに挑む
毎週土曜日に桐生のまちを散策する女性たち。
企画を支えるスタッフが4日、和服のファッションショーに挑む

着物イベント多彩に 講演会、ワインパーティー、和装品展示…  桐生で全国サミット
掲載日・2007/11/02
 織物のまち桐生は三、四の両日、多彩な着物イベントであふれる。桐生で織られた新作を楽しめるほか、着物を着用する企画も多く、市内を歩く和服姿の人たちにも出会えそうだ。

 京都・丹後、茨城・結城、新潟・十日町など全国の和装産地の代表が集う「きものサミットIN桐生」は三日、同市市民文化会館を会場に開かれ、着物を愛用する元プロ野球監督、大沢啓二氏の記念講演が午後三時十分から行われる。「人生苦あれば楽あり」のテーマで“大沢親分”が語りかける。主催する桐生織物協同組合などで二日まで入場整理券を配る。
 サミットの関連事業として、桐生織物産地展が三、四日に桐生地域地場産業振興センターで開かれる。問屋相手の求評会で入賞した着物や帯などの和装品六十点などが展示され、今年の桐生の織物の最先端をみられる。
 三日午後五時半からは同会館で、恒例のきものの日ワインパーティーも開かれる。パーティーは予約制だが、三百人の参加者のほとんどが着物をまとい、例年、織物のまちに彩りを添えている。
 毎週土曜日に着物姿の女性が街中を散策する企画を立ち上げた桐生産地之店(小林宏光店長)は四日午前十時から、サミット参加者も考慮に入れた「街かどファッションショー」を本町通りを使って開く。洋装のショーを、今年は和服で開催。街中散策を支えるスタッフの協力で、市内の高校生や前橋の専門学校生ら三十四人が、桐生織のお召しと銘仙を紹介する。
 桐生市東の織物参考館“紫(ゆかり)”は四日まで、桐生織「御召」展を開催、織物製品や八丁撚糸機などの道具も見られる。また、有鄰館では正絹機屋で組織する「きりはた」の作品展が三、四の両日開かれている。
 記念講演会の問い合わせは桐生織物協同組合(電話0277・43・2511)へ。

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