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絹産業遺産群 専門家ら連続講演会 世界的価値を解説 17日沼田、18日藤岡
掲載日・2007/11/15
 本県の絹産業遺産群が世界遺産暫定リストに記載されたことを記念した連続講演会の第四弾が十七日に沼田市で、第五弾が十八日に藤岡市で開かれる。県と沼田、藤岡両市などが共催、絹産業や世界遺産に詳しい学者や専門家が、遺産群の世界的な価値などを解説する。入場無料。

佐滝さん     飯島さん
佐滝さん                  飯島さん


 沼田市の会場は利根沼田県民局庁舎内の会議室で、午後三時開演。NHK前橋放送局チーフプロデューサーの佐滝剛弘さんが「絹産業遺産の世界遺産的価値」と題して講演する。
 佐滝さんはこれまでに五十カ国、二百カ所の世界遺産を訪れた経験があり、「旅する前の『世界遺産』」「日本のシルクロードを歩く―富岡製糸場と絹産業遺産群」などの著書がある。十七日正午から二時まで随時、絹産業遺産群の一つ「薄根の大クワ」の見学会も行われる。
 藤岡会場は藤岡市民ホールで、午後三時開演。新潟大人文社会・教育科学系准教授の飯島康夫さんが「民俗学からみた群馬の養蚕」を語る。
 飯島さんは県立歴史博物館に学芸員として在職時に、企画展「カイコのいるくらし」を担当した。「高山社発祥の地」の見学会は定員に達したため、締め切っている。
 問い合わせは県世界遺産推進室(電話027・226・2326)へ。

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