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ボランティア解説員を募集 世界遺産運動で見学者増 旧富岡製糸場
掲載日・2007/12/18
 富岡市は十七日までに、旧官営富岡製糸場のボランティア解説員の新規募集を始めた。本県の絹産業遺産群の世界遺産暫定リスト入りで見学者が急増し、解説の人手不足が目立っているため。
 解説員はマニュアルに沿って、五十分から一時間程度の見学コースに個人・団体の見学者を案内するのが役割。
 市によると、製糸場の本年度見学者数は二十万人を突破、前年度からほぼ倍増する見通し。見学団体数の増加により臨時解説が増えたほか、行楽期に個人見学者向けの定時解説を急きょ増やす場合も多く、解説員の負担が増している。現在五十九人いる解説員の一部は連日のように解説にあたっている状態という。
 今年四月には解説員の会が発足、製糸場関連の研修会や暫定リスト記載の構成資産見学会を開いており、市は「予備知識がなくても大丈夫。世界遺産や製糸場に興味のある人、さらに外国語に堪能な人に応募してほしい」としている。
 年齢や性別の応募制限はなく、研修後に製糸場の要請する日程に沿って解説してもらう。問い合わせは二十八日までに同製糸場(電話0274・64・0005)へ。

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