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伝統的工芸品産業功労者褒賞を受ける下城さん
伝統的工芸品産業功労者褒賞を受ける下城さん

下城さん(伊勢崎)功労者褒賞 インテリアに絣技術活用 伝統的工芸品産業振興協会
掲載日・2008/02/22
 伝統的工芸品産業振興協会(東京・豊島区)は、本年度の同産業功労者褒賞の受賞者七十四人を発表した。本県からは伊勢崎絣(かすり)の技術を生かしてインテリア素材を作る伊勢崎市曲輪町の下城好一郎さん(73)が選ばれた。

 同褒賞は長年にわたり伝統工芸の技術向上や後継者育成、産地の振興に指導的な役割を果たした人を顕彰する制度。一九七五年から毎年行われている。
 下城さんは織物の製造と販売を手掛ける「下城」(同市連取町)社長。先染めの糸を織る伊勢崎絣の技術を基に、幅を広く織る技術を開発。カーテンやブラインドなどインテリア用生地に製品化していることが「産地の活性化を推進した」と評価された。
 下城さんは「時代に合わせて伊勢崎絣の技術を発展させ、活用してきた。受賞は喜びであり、今後の励みになる」と話している。
 表彰式は三月三日、東京都内のホテルで行われる。同協会の本年度全国伝統的工芸品公募展入賞者の表彰も合わせて行われ、本県からは全国第五位の賞を獲得した伊勢崎市長沼町の染織家、芝崎重一さんが表彰を受ける。

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