上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン

シルクカントリー群馬
Silkcountry Gunma21
シルクカントリー群馬イメージ
講演する高橋さん
講演する高橋さん

富岡製糸場の価値学ぶ 愛する会・高橋会長講演 富実高
掲載日・2008/07/21
 富岡市の富岡実業高(大嶋稲良校長)で十七日、同校同窓会長で富岡製糸場を愛する会会長の高橋伸二さん(67)を講師に招いた講演会「富岡製糸場世界遺産への道」が開かれ、四百六十三人の生徒たちが地元の旧官営富岡製糸場の価値を学んだ。
 高橋さんは、外国人技師を雇いながらも地元の技術、資材を生かして製糸場を建設した歴史や、外貨獲得に貢献し、当時の日本の経済発展の基礎を築いた蚕糸業の原点としての意義を強調。「富岡実業は、地域の代表的産業である養蚕・製糸業で働く人々を育ててきた。先進的、開明的だった(建設当時の)富岡の先人たちの跡を継ぎ、製糸場をよみがえらせる主人公となるのは皆さん」と呼び掛けた。
 同校は製糸場内や市街地の花壇造りなどを通じ、世界遺産登録推進に協力し、製糸場を総合的に学習している。活動の背景をより深く理解する機会として、県教委の事業を活用して講演会を開いた。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------