上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン

シルクカントリー群馬
Silkcountry Gunma21
シルクカントリー群馬イメージ

絹文化多角的に紹介 シルクカントリーin伊勢崎 境島村中心に 俳句ラリーやシンポ 13、14日
掲載日 2010/02/26

養蚕と織物の歴史を背景に絹文化に触れてもらう「シルクカントリーin伊勢崎」が3月13、14の両日、伊勢崎市境島村地区を中心に開かれる。俳句ラリーやミステリーツアー、シンポジウムといった多彩な催しを展開。絹との深いかかわりを通し、本県の世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」の本登録に向けた運動にもつなげていく。
フィールドミュージアム「21世紀のシルクカントリー群馬」推進委員会と県、伊勢崎市、文化庁などに加え、地元団体のぐんま島村蚕種の会が主催する。
俳句ラリーは13日午前10時に開始し、参加者は大型養蚕農家が残る島村地区を散策。子供たちに俳句を通して郷土の絹の歴史を知ってもらうため、一般部門のほかジュニア部門を設ける。午後2時からは境島小体育館で元NHKアナウンサーの加賀美幸子さんが「心を動かす言葉」と題して講演、優秀作品を表彰する。
14日午後1時半から同体育館で行うシンポジウムは、明治期に蚕種をイタリアに直輸出した島村の先人たちを取り上げた「蚕の村の洋行日記」の著者で、別府大教授の丑木(うしき)幸男さんが基調講演。続いて丑木さんやぐんま島村蚕種の会会長の田島健一さんら4人が島村の歴史的価値や今後の地域づくりについて語り合う。
関連イベントとして14日午前9時から、県高崎合同庁舎を発着点に県内の絹産業遺産をバスで巡る絹の国親子ミステリーツアーを実施。定員40組で県内在住の小学生とその家族が対象。親子で楽しめる体験コーナーも盛り込まれている。
伊勢崎市絣の郷では14日午前10時から伊勢崎銘仙フェスティバルを開催。また同所で両日、世界遺産候補の写真展や機織り体験などが予定されている。
各イベントは無料(バスツアーの体験コーナーのみ実費負担)。俳句ラリー、シンポジウム、バスツアーの参加希望者はEメール(jigyo2@raijin.com)かファクス(027・254・9906)で申し込む。問い合わせは同推進委員会事務局の上毛新聞社役員室(電話027・254・9988)へ。

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