上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン

シルクカントリー群馬
Silkcountry Gunma21
シルクカントリー群馬イメージ
田島亀夫さん宅前で養蚕の歴史などを聞く島村町並み解説会の参加者
田島亀夫さん宅前で養蚕の歴史などを聞く島村町並み解説会の参加者

養蚕、銘仙の歴史たどる シルクカントリーin伊勢崎 きょうまで
掲載日2010/03/14

養蚕、製糸、織物業がはぐくんだ文化と歴史に触れる「シルクカントリーin伊勢崎」が13日、伊勢崎市の境島小学校と絣(かすり)の郷(さと)の2会場で始まった。境島小と周辺では元NHKアナウンサー、加賀美幸子さんを招いた「絹の国俳句ラリー&トーク」や大型養蚕家屋が残る町並みの解説会、絣の郷では銘仙フェスティバルが行われた。14日まで。
主催は文化庁、県、伊勢崎市、ぐんま島村蚕種の会、フィールドミュージアム「21世紀のシルクカントリー群馬」推進委員会など。かつて国内外に蚕種を送り出した境島村地区、銘仙の大産地として知られた伊勢崎の歴史をたどり、今後の地域づくりにつなげる。
境島村地区で行われた俳句ラリーには一般だけでなく子供たちも参加。大型養蚕家屋群周辺を散策しながら句の出来栄えを競った。 疎開により一時期を渋川市で過ごした加賀美さんは「繭と生糸は日本一」「銘仙織り出す伊勢崎市」などと上毛かるたを取り上げ、「私は小1の時、このかるたで群馬が絹の国だと学んだ」と振り返った。
絣の郷では、世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」の写真、銘仙の古布を使ったつるし雛(びな)、新旧の絣製品などを展示。高機を使った機織り無料体験も行われている。
14日は、境島小で午後1時半から「世界を駆けた蚕の村と伊勢崎の未来」をテーマにシンポジウムを開催。講演とパネルディスカッションで同地区が果たした役割を検証する。絣の郷では、午前10時から「思い出の伊勢崎銘仙&ファッションショー」が開かれる。

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