上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン

シルクカントリー群馬
Silkcountry Gunma21
シルクカントリー群馬イメージ
子供たちとまとめた「観光案内マップ」を紹介する赤池さん
子供たちとまとめた「観光案内マップ」を紹介する赤池さん

若手作家ら作品展 近代化遺産に現代美術 14日まで桐生5会場で展示
掲載日2010/11/02

桐生に残る近代化遺産の建物や工場跡を利用して現代美術の作品を発表する「桐生再演」が14日まで、市内の5会場で開かれている。若手作家ら18人と2団体が会場の雰囲気を生かした個性あふれる展示を繰り広げている。
東京芸術大の在学生や卒業生らを中心とした桐生森芳工場運営委員会(赤池孝彦代表)の主催で今回が16回目。さまざまな手法で街の良さを引き出すのが狙い。
桐生市東久方町のベーカリーカフェレンガに隣接する旧金谷家住宅では、レトロな雰囲気の室内に現代的な油彩画や写真を並べた。旧金谷レース工業工場跡ではインスタレーションが行われている。
近くの旧従業員宿舎では東京都中野区の久保田邦仁さん(41)が映像作品を展示。久保田さんは「普段の生活では気付かないことに気付いてもらえるかもしれない」と話している。
同市東の桐生森芳工場では赤池代表らと市内の子供たちが3カ月かけてまとめた「観光案内マップ」を展示。このほか同市西久方町の前原ガレージでも繭や蚕を使った展示が行われている。
観覧無料。時間は午前11時〜午後5時まで。問い合わせは赤池代表(電話090・3473・0243)へ。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------