ジョセフ・M・モンゴルフィエは、暖炉の火にかざしてあった洗濯物が熱気に煽られてフワリとしたのを見て、ハッと気がついた。フワリと動いたのは奥さんのスカートだったという話もあるが、そんなことはどうでもよい。とにかく気がついた。彼も人類初の鳥人間をめざしている村の科学者だ。気がついたら行動は早い。弟のジャック・E・モンゴルフィエに硬式の紙製熱気球をつくらせた。 パリのアカデミーに招かれたモンゴルフィエ兄弟も9月19日、国王ルイ16世の臨席のもとヒツジとアヒルとオンドリを乗せた実験気球を離陸させた。大成功であった。動物達にまったく異常はなかった。 人類初飛行を成功させたのは、1783年11月21日、パイロットは貴族のピラトル・デ・ロジェと軍人のアルキ・ダランデ。滞空時間は約25分。飛行距離9キロメートル。 |